アニメ版ひぐらしのなく頃に~鬼隠し編~について
本当に今さらながらの質問です。
他の話(特に罪滅し編)などの内容から、鬼隠し編での豹変した魅音やレナの言動は、症候群の影響を受けている圭一を通したもので、実際は違うという事ですよね。
それを知った上で振り返った時、本当に大した事ではないんですが、自分の中でよくわからない所がいくつかありました。
豹変時の魅音・レナの言動で、表情や話している時の口調については、圭一の視点で描いたもの(恐ろしさを強調したもの)になっていますが、話している言葉自体や動きは実際のものであるように感じました。
これを踏まえた上で(この前提から間違っているかもしれませんが)
①魅音が圭一に素振りを止めるように言うくだりで、圭一が教室に向かおうとした時に魅音が言った言葉
『あいつも殺しておけばよかった』(正確ではないかも)
実際に魅音が話した言葉だったとすると、どういう意味なのか
②圭一が自室の電話で大石と話していた時、圭一宅の2階まで来ていたはずのレナは、なぜ誰にも何も言わずに帰ったのか
③終盤、学校の帰り道で圭一が遭遇したレナはなぜ鉈を持っていたのか
・・これについては、実際は別のもの(もしくはない)かとも思いましたが、圭一のなぜ鉈を持っているのかという問いに、レナは特に疑問の言葉を口にする事はありませんでした。
以上、下らない質問にお付き合い頂ける方、お待ちしています。
これらの謎の真相は明らかになっていないので、以下の回答は推測の域を出ません。
>話している言葉自体や動きは実際のものである
動きは微妙ですが、罪滅し編の回想によるとセリフの変化はないので言葉自体は正確に聞き取れると思われます。
①原作罪滅し編で圭一は
“俺たちもガキンチョだ。
殺すなんて言葉は日常でもスラング感覚でぽんぽん使う。”
と言っているので魅音としてはあくまでも殺す意志はなく、スラング感覚で使ったと考えられます。
好意を寄せている圭一に色々吹き込んだ大石を恨んでつい怒りの言葉をぶつけてしまったというところでしょう。
元々魅音は大石のことを嫌っていますし
ちなみに、ひぐらしデイブレイクでは魅音は“殺す”を普通に使っています。
②これは原作では圭一父は“すれ違いだったんだよ”って言っているんですけど、アニメでは“すれ違いだったかな”になっているんですよね
一応原作基準で考えると
Ⅰ立ち聞きしておらず、単に待っていただけ
相手が電話中なら邪魔をしては悪いと思って中に入らなくてもおかしくはないです。
途中で帰ったのは、レナは家事全般を担当しており、これ以上待てないと判断したからだと考えられます。
Ⅱ邪魔をせずに多くの情報を得ようとした
途中で入っては電話が中断してしまう可能性が高く、なるべく電話を続けさえて情報を得ようとしたという考察です。
翌日、大石との接触を二人が知っていたのも、ここでレナが内容を聞いたからだという考察もあります。
この場合、途中で帰ったのは電話の内容にショックを受けたあるいは聞かれるのがバレるとまずいから逃げたと考えられます。
と2通りが考えられ、個人的にはその後のレナの様子からⅠだと思うんですが、アニメ版だとⅠだとかなり非常識な人間になってしまうんですよね(まあ、両親がアトリエで忙しそうだったとすればギリギリいけますかね)
③これは3通りの考え方があります。
Ⅰ宝探し用のいつも使っている鉈だった
Ⅱ鞄などを鉈と見間違えた
(アニメでは描写がないですが)この時圭一は危険を感じてすぐに下校しており、レナが先に帰ったとは考えられず、また鞄を持っていなかったことを考えると鞄を鉈に見間違えた可能性があります。
ただ、仰るように圭一の質問とかみ合いません。
また、アニメでは何も言っていませんが、原作では宝探し用だと答えています。
Ⅲこのレナ自体が幻覚だった
原作では突き飛ばした時に、「羽を押したかのように軽い感触」となっていますが、斧(原作では鉈ではなく斧です)を持っている人間が軽い感触であるとは考えづらく、レナ自身が幻覚の可能性もあります。
また、アニメにはありませんが、目明し編で詩音は幻覚の悟史と会話しています。
個人的には羽のような感触の件と会話の噛み合わなさ(上述のように会話の正確性はあるはず)からⅢじゃないかと思いますが
こんな感じかと、いずれも答えはありませんので質問者の方が一番納得する解答を真相とするしかないでしょう。
補足
“あの時”がいつかは不明です。
漫画暇潰し編で大石は園崎家or園崎組に肩を切りつけられているので、その時の件かもしれません。
ただ、これは昭和53年以前の話なので、“定年間近”(原作では“今年が定年”)と合いません。
ニュアンスからすると遅くとも昭和57年~のこと+最近の話ではないと思われますが、目明し編で詩音が大石から特にその話を聞いていないことを考慮すると何か危害を加えるようなことはなく、大石に非があった話だと思われます。
以上を考えると、昭和57年の叔母殺しor悟史失踪の件で何かしら大石が行き過ぎた捜査をしてそれを咎めて追放すればよかったぐらいの意味じゃないかと個人的には思います。
追記
書き忘れていましたが、fqxmk314さんが仰るようにオヤシロさまの祟りから圭一を守るための武器という可能性もあります。
ただ、これはⅠにも言えることなんですが、レナは鉈を圭一に近づけており、いくら何でも鉈を持って近づけば怖がるということは理解できるはずで、圭一に近づく時は鉈を置いて近づくはずなので、なぜそうせずに鉈を持って圭一に近づいたかという疑問があります。
全て語られていないので憶測になりますが…
①は皆さんが解答している通りかダム戦争時代にも機動隊とかなり揉めているのでその時の事かなとも思います。
②これも皆さんと同じになってしまいますが
電話中だったから邪魔しない様に帰ったって事かなと。アニメではレナを2階に案内したあと父親が紅茶を持ってきます。
それだけの時間に帰ったって事は情報収集のつもりはないのかなと。
③は話の中でレナは悟史君がおかしな行動をとった時守ってあげれなかった事を後悔していますよね。
あと罪滅ぼしの時に父を守るために鉄平とリナを殺害すると言う衝動的な部分も持っています。
この2つのレナの性格的にも
圭一がおかしい
↓
悟史の時の様に何も出来ないのは嫌
↓
どんな方法でも私が圭一君を守る
という感じではないでしょうか?
①②は他の回答者さんの回答に同意です。
①“あの時”
考えられそうなのは、「以前に大石を憎く思った時」または「実際に殺す事が可能な機会があった時」辺りでしょうか。後者はまずあり得なさそうなので、前者ですかね。
『圭一が大石と興宮で会っていたのを知った時』辺りですかね。
或いは、その時はもう大石が圭一に色々吹き込んだ後でその時にどうにかしても遅かっただろうと考えたとするなら…。
『昨年の事件で叔母が殺された件で悟史が事情聴取を受けた事がきっかけで「詩音」の存在が明るみに出てしまい、詩音がけじめをつける事を余儀なくされてしまった時』とかでしょうか…。
③個人的には、圭一をオヤシロさまの祟りから護る為なのではないかなと思っています。
レナは狂信的なまでのオヤシロさまの信者です。その事については、他の編(綿流し編、祟殺し編、罪滅し編、祭囃し編など)から分かります。
レナは、昨年のオヤシロさまの祟りの事件を、叔母を殺したのは悟史だけど、悟史の失踪は人の手によるものではなく、悟史が雛見沢から離れたいと思ってしまったが故のオヤシロさまの祟りによる鬼隠しなのだと思っています。そしてそんな悟史を救えなかった事を強く後悔しており、次に同じ様な事があったら絶対に助けてあげたいと考えています。
バットを持ち出したり急に冷たくなったりと、昨年の悟史とまったく同じ行動をとる圭一を見て、悟史と同じく彼もまた現在何かに非常に苦しめられていて誰かを殺そうとしているのではないか、その結果悟史と同じく彼もまたオヤシロさまの祟りに遭って鬼隠しされてしまうのではないかと考えたとしても不思議ではありません。
綿流しの晩もとうに過ぎていて何時実行するか分からない最中、万一の際には素手で圭一を止めるのは難しい。場合によっては相手から圭一を守らなきゃならないかもしれないし、最悪の場合には圭一の代わりに自分の手を汚す事も辞さない覚悟で、武器となる鉈を持ち出したのではないか。そんな風に思っています。
レナが鉈を抜き身のまま持ち歩くのは雛見沢では自然な事(?)の様ですし、レナは現状の幸せを護る事に対して極めて貪欲ですし。
雛身沢症候群L4を発症していたので被害妄想や幻聴が聞こえるらしいです。
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